教室いらずの××と言う謳い文句で広告を出している人がいますが、はっきり言って無駄だと思います。
人ぞれぞれ体格、性格、唇、口内、歯並び、舌の長さや厚さなど違いますよね。
それと同じくらい癖も違います。
この癖が良い方に演奏に出れば何ら問題ないのですが、癖を癖と思わない人がいます。さらに言うと、癖以上に悪い響きを良い響きと誤認している人がいます。
これがはっきりと分かるのは他人の耳です。
さらに言うと専門家でしか矯正できないのです。
素人が素人なりの方法で癖を直したとしても別の悪い癖が身についてしまいます。
プロはプロなりに研究を重ねて答を導き出しています。
しかも、教わる先生はもちろんプロ。その先生もさらに先生がいたでしょう。そのせんせいももちろんプロ。
永い年月をかけていろいろな改善をしてきて今に辿りついているのです。
悪いところを取り除いて、良いところを伸ばす。これが指導だと思います。
私はこのブログで何度も申し上げていると思いますが、独学では良い音色は望めないと思っております。
中学生の頃独学で始めたフルートですが、第3者的に矯正をしてくれる人がいません。
私はこれですっかり悪い癖が身についてしまったのです。
この悪い癖を取り除くのに2年以上かかっていますし、今でも時々顔をのぞかせるときがあります。
それは土壇場の時、そう、発表会などの通常の練習の雰囲気とは違う緊張を強いられた場合に必ずでます。
清木ナツキ先生、小澤恭子先生に指導を頂いて何とか音色の改善も見られますが、やはりそう簡単なものではありません。
最近私のブログに勝手に広告を出されるので少し怒りを感じているので書きましたが、皆「簡単」「楽」と言うフレーズに惑わされていませんか?
フルートと言う楽器はリードも使わず、マウスピースも使わない、空気を楽器に当てて音を出す本当に単純な楽器だと思いますが、その単純な楽器だからこそ奥が深く難しいのだと思います。
ゴールウェイしかり、パユしかり、必ず師匠がいます。
そして研究をし改善をし、そして世に認められているのです。
全くフルートを触ったことの無い人が音さえ出れば良いんだ!と言うのであれば、独学でやった方が経済面でもお得だと思います。
しかし人に聞かせるのであれば、レッスンに通って下さい。
そして良い先生に師事して下さい。
これが一番の近道です。
独学は一番遠回りですし、最終的には一番お金がかかります。
今日のブログは私の独り言だと思って読んでください。
(失礼しました)
フルートを綺麗な音色で吹きたいと思いませんか?
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