フルートとスケール

スケール。
とても大事なそして基礎中の基礎。
最近、タファネル&ゴーベールを再開して3回に1回はやるようにしている。
それよりも・・・
アルテ(2巻の冒頭に各音階のスケールがずらりと載っている)をやる方が時間が少なくて済むのだが、あまりにも
素っ気無い。
そんな感情は抜きにして、スケールはとても重要。
ゴールウェイもスケール講義をしている。
私などの初心者にとっては、スケールをキレイに吹くことはどれほど大変なことか、やるとわかる。
C-Durの場合ほぼ最低音から高音まで全てを満足に吹くことすら出来ないのが実情。
最近少し思うことは、アンブシュアが大事なのではなく息方向が大事なのだ、と言うこと。
もちろん、アンブシュアは本当に大事なことは分かっているけれど敢えて言うと、なのだ。
その息方向を支えるのがお腹。
練習をしていて、「あ、お腹の支えがなくなった」とか・・・
「息圧が大きすぎる」とか・・・「脱力できていない、どころか力んでしまった」とか・・・
そう言うことを全て満足してはじめて良い音が出る。
今度は良い音を気にするばかり、音楽性が損なわれる。
音楽性を考えながら吹くと昔の癖が出て悪い音になってしまったりする。
本当に音楽とは難しいものだ、と考えさせられる。
上記のゴールウェイの説明では低音はフルートの中に息を吹き込む、と言っていると思う。
ま、それが出来たら苦労はしないのだが、何かの参考になれば幸である。

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