ここ1ヶ月前からダンツィの木管五重奏曲のCDを探していた。
それもベルリンフィルの黄金期の木管セクションのメンバーが奏でるもの。
いろいろ調べると、ロングセールスではなく、限定販売だったようなのだ。
ゴールウェイの「Ich war ein berkiener」と言うアルバムにはその一部がある。
全体を聴いてみたいと思っていた。
Amazonも日本のアマゾンにはなく、ドイツのアマゾンにはあることが分かった。
そして何度かトライしてみたのだが買うことが出来なかった。。。
私の目的は勿論ゴールウェイの参加する木管五重奏。
ダンツィの変ロ長調Op56-1
そして、ライヒャのハ長調Op91-1
ドイツのアマゾンにはあるのに! と思うと目の前にあるのに手が届かない苛立のようなものさえ沸いてきた。
でも、ダメだと言うことが分かり、かなり残念に思っていたのだ。
で、昨日、レッスンの帰りに何となく寄り道していこう、と思い立ち渋谷のタワーレコードに立ち寄った。
クラシックの売り場の配置も変わり少し新鮮な店内に入り、最初に目に入ったのがアバドのコーナー。
クラウディオ・アバドは今ではマエストロと言われるにまでになり、かなりの高齢でもある。
しかし、実はアバドがあまり好きではない。
個人的な感想だが音楽がブツブツ途切れるような感じの作りをするからどうも好きになれないのだ。
でも、だからと言って全く聴かない訳ではなく、数曲はCDも持っている。
ミルシティンのヴァイオリンでチャイコフスキーの協奏曲はアバド/BPOだったと思うが、チャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトを最初に聴いたのはこのアバドの指揮のもの。
話が逸れたが、新譜コーナーもあり、そのまま「何か面白いものはないかな?』と思いながら歩いていると
「え!?」と目を疑った!
探していた木管五重奏曲のあの例のやつがあったのだ!
表紙には若き日の木管セクションの写真が・・・
ゴールウェイ(髭はない)、コッホ、ライスター(モミアゲがまだ長い頃)、ピースク、そしてザイフェルト。。。
ク~~~(川平慈英ではないけれど!)
で、値段が1,200円!
さらに、復刻版ならではの、ボーナストラックもある。
反れはマンフレート・ブラウンのファゴットとハインリヒ・マヨウスキーのデュオによるモーツァルトのファゴットとチェロのためのソナタK.292がついている。
いつも寄らないタワーレコードに何となく寄ったらこんな奇遇に遭遇(シャレではありません)。
思わずルンルン気分(古い!)で帰りました。
それにしても、ゴールウェイ、一見しただけでは誰だか分からない!
参考までに写真を載せますので見て下さい。
ちなみに、タワーレコードオリジナルだそうで、VINTAGE COLLECTIONと銘打ってありました。
