フルーティストとクラシック音楽 クラシック音楽,フルート フルートで発音する時は全ての動作を確認すべし

フルートで発音する時は全ての動作を確認すべし

高音が出ない

私は長年この「高音が出ない」ことで悩まされていました。

何故出ないのだろう?

やっぱりお腹の支えができていないからなのだろうか?

高音域で指が回らない

音が出ないのと同じように、例えばハイトーンでA-Gis-Fis-Gisを繰り返すとなるとかなり指に負担が掛かって上手く回らない。

これは指の指令が上手くできていないからなのだろうか?

この2つを解決する方法

一つに繋げること。

つまり息だけではなく、指だけではなく、脳からの指令系統を同じラインに整えることである。

  • お腹から息が出ているか
  • 歌口が唇で塞がっていないか
  • 足を肩幅に開いてリラックスして立っているか
  • 頭から足まで1本の線上にあるか
  • 指に力が入っていないか(息を吹き込む時に力が入っていないかと同系列)
  • 口に力が入っていないか
  • 高音を出そうとして口が塞がっていないか
  • 息の方向を意識しているか
  • 息を当てる方向を意識しているか

上記を全てクリアにしていれば音は出るはずであるし指もそれほどもつれないはず。

つまり人間は高音を出そうとすると口をつぐんでしまう。

口をつぐんでしまうと口の付近全てに力が入ってしまう(硬直する)。

すると肩から、腕、そして指までに力が入ってしまい、結果音は出ないし指が回らないと言う結果になる。

硬直するな!と言っても最初は力んでいるはずなので、出やすい音と次の音をさりげなく出るようにアンブシュア、腹式呼吸、姿勢、指に力が入っていないか、など、1音1音を精査しながら発音する必要がある。

特に注意する必要があるのは指に神経がいくと、お腹の支えを忘れてしまって口からビュービュー吹いてしまうこと。

吹き上げなくてもお腹から息を出せば楽に音が出るはず。

もちろん息を当てる場所を自分なりに探さなくてはならないけれども。

そしてこれは、音楽的に演奏するための第一歩であるから、音楽性を忘れることなく1音1音を研究しなければならないと思う。

 

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