不安定な音程

フルートを吹いているのを聞くとよく分かりますが、音程が低くなる人が多いです。
アンブシャー、お腹の支え、吹き込みの角度、息圧、息のスピード等いろいろな要因があると思います。
これも前回と同じことが言えます。
意識として音程が低いことが分かっていれば良いのですが、無意識のまま練習を続けるとどうなるか?
(1) 悪い音程を記憶してしまう
(2) 悪い音幅も記憶してしまう
(3) その結果他の楽器(またはフルート同士)でのアンサンブルで音程が悪くなっていることに気がつかない。
小澤先生は音程も注意してくれます。(ピアノの伴奏を入れてくれたりするので)
するとアンサンブルの意識も出てきます。
一人でずっと吹き続けると(独学と言う意味です)この部分の矯正をしてくれる人がいないので非常に不利になります。
そして怖いのは自分で吹いていて正しいと思う音程と実音との間にズレが生じる場合です。
これも矯正してくれるのはプロのフルーティストでしかないのです。
そしてここが一番のポイントですが、この矯正は吹いている生徒の体格、性別、癖、などを総合的に判断しより良い方向へ導いてくれるのです。
前にも言いましたが、ビデオ(DVD類)などではこれが出来ないのですね。(一方通行だから)

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