息の方向を考える

レッスンで今まで学んだことを最近見直しながらフルートを練習している。
よく言われると思うが、熱い紅茶を冷ますような吹き方がちょうど良いと言うこと。
最近、自分もそう思うようになった。
しかし、私の吹き方の癖で、大きな音を鳴らそうと吹き過ぎる。
これを改善してそっと吹くように直している。
最初の10分間は、この「そっと」吹くことができるようだ。
ようだ、とは他人事のような言い方だが、しかし、しばらくすると昔の悪い癖の吹き方に戻っていることがある。
何とか戻そうとする。
吹き方を変えてみる。
すると音質が変化する。
特に意識しているのは、小澤先生に言われ続けてきた、吹く直前に息を止める癖を極力出さないようにしている。
それと同時に吉岡先生にも(もちろん小澤先生にはずっと)言われた息のスピードを上げる。
これを同時進行できるように心がけている。
しかし、この同時進行がなかなか出来ない。
出来ると音質は良くなった感じがする。
口の中を吹く時にイメージしながら、肺から上がってきた息を口蓋の方に通すようにして吐き出す。
そんな、試行錯誤をしているのだが、その息の方向を変えることによって音質が変わる。
それを今はある意味楽しんでいる。
昔よりはフルートの音を出す時の怖さがなくなったが、実はまだある。
つまりいつ何時に音を出してもいつも一定の音が鳴る、と言うことがまだ出来ない。
何とか、このプロの領域に近づきたいと思う。
まだまだ練習が必要だなあ。。。

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