アンブシュアと呼吸

何度同じようなことを書いただろう・・・
同じようなことを書いていても、書く時の自分の経験、シチュエーション、コンディションが違う。
で、その違う状況下で同じことを言われても違う内容に受け止める。
あ、こう書くと悪いことのように思うかもしれないが、そうではない。
例えば、フルートを習い始めの人(ビギナー)にアンブシュアはこうですよ、と教えて吹いてもらう。
5年習っている人、10年習っている人、に同じように腹式呼吸は腹で支えるんですよ、と言っても同じようには受け止めない。
ビギナーはただ腹から息を出そうとし、「これじゃ肺活量がいくらあっても足りない」と思う。
5年経った人は支えがどんなものか理解し始めているので試行錯誤をしながら答えを見つけるだろう。
10年選手は、お腹の筋肉の使い方なのか横隔膜の使い方なのか、さらにその時の息圧はどれくらいなのかを想像しながら答えに辿り着くだろう。
と言うような前提において今私が修正しなければならないのは・・・
アンブシュアの頬あたりの支え。
そして息圧に応じた腹式呼吸の見直し。
課題は高音か中音に一気に移る時や高音から低音、そして逆の音の跳躍の場合の息圧。
息圧とは言うものの、複式での空気の流れを損なわないように、且つ吹き上げないこと。
今の課題はこれに尽きる。
その先に新たに課題が浮かび上がってくるはずだから、それはその時に考えよう。

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