ムラマツPTPを1年吹いてみて

ムラマツのPTPに替えて早1年。
音質としては非常に満足。
腹式が出来ていて、アンブシュア等の条件が整っている時はとても良い音質が響き渡ります。
しかし、口先だけでコントロールしようとすると途端に鳴らなくなるのです。
つまり、楽器を「鳴らす」ことが出来た時には素晴らしい楽器であることに間違いはないと思います。
私はムラマツのレッスンに通い始めた頃は、高い楽器は良い音がすると思い込んでいました。
それは単なる空想に過ぎませんでした。
ゴールウェイが16本のフルートを吹き比べているのをYoutubeで観てどの楽器を吹いている時でもゴールウェイの音だと言うことを知った時、楽器ではないと思い知らされたのです。
でも、そうは言っても良い楽器を所持したい。
そして良い音を鳴らしたい。
と言う妄想は膨らむ一方でしたので、ついに1年前に手に入れたわけです。
それまEXモデルでしたが、このEXはかなり進歩させてくれたと思います。
PTPが納品された時、一瞬吹き比べをしてみましたが、何となく鋭さがある音質だと思いましたが、その時点では「差」が分かり辛かったのです。
今、できるならもう一度吹き比べをしてみたいと思いますが、それは叶わぬこと。
もう、過去にこだわるのはやめにします。
ただ、1つ思いもよらなかったことがあります。
毎日の練習でEXの時には感じなかった「重さ」を感じています。
40分(私は休まずにこの位の時間吹きっぱなしになるのですが)位すると腕が痛くなるのです。
凝ると言う方が正しいのかもしれません。
ですので、初心者にはお勧めしません。
ムラマツの方が言っていたのですが、「重くなりますよ」と。
しかし、たかだかフルートの重さ。
建築現場で運ぶコンクリート袋(40kg)程の重さはないだろうととんでもない勘違いをしていました。
フルートは常に手で支え指を動かし、息を吹きかけ、微妙な音程やニュアンスを追求するもの。
それとコンクリートと一緒にしてはダメですよね。
数十グラム(正確ではありませんが)が1時間吹いていると意外と負担がかかっていることに気づきます。
私は178センチで80数キロの体重ですが、それでも負担がかかります。
必ず、試し吹きをし、先生に相談して購入されることをお勧めします。
練習をして、上達したら次のステップでフルートのグレードアップはアリだと思います。
私は自分にご褒美、と言う感じでグレードアップしました。^o^

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