昨日タワーレコードに行きました。
思わず衝動買いしてしまったのが、カラヤン指揮ベルリンフィルのロンドン、ロイヤルフェスティバルホールで収録されたライブ録音のCD!録音年月日は1972年5月16日
この年月を言えば、もうお分かりでしょう。
ジェームス・ゴールウェイが奏でるフルートが存分に聴けるのです。
76年に録音された田園と聴き比べるとはっきり分かる違い。
あ!ツェラーが悪いとか良いとか言っているのではありませんので、誤解なさらずに。
値段もリーズナブルな1,690円!
あの大音量のベルリンフィルの中にあって、あれほどまでに通る音を奏でるのは流石ゴールウェイ。
録音年月から、随分田園でのゴールウェイヴァージョンを探していたのですが、どう考えても存在しない・・・
そう思っていた矢先でしたから、喜びも一入。
ちなみに、音を聴いていただけば、マニアなら必ず分かる音質ですなのですが、それでも、ツェラーやブラウなど似た音質のフルート奏者がいますので、もしかしたら、違うのでは?
そう思う人もいると思いましたので、裏を取ってみました。
小柴 賢洋さんがお作りになった、ゴールウェイがオーケストラの中で吹いている音源のリストです。
http://www.ne.jp/asahi/jurassic/page/mate/galway_orch/top.htm
こちらで確認しました。
それでも疑う方がいらっしゃいましたら、それはその方の判断として下さい。
(私はそこまで責任持てませんから)
話しを元に戻しますが、このCD、どうもイギリスのBBCが音源を提供したものらしく、BBCの文字もあります。
そして、私自信このレコード会社を知らないので、これが型番かどうかは分かりませんが、欲しい方用に型番を記します。
TESTAMENT JSBT・8452
です。

Beethoven symphony6 1972年
同日収録されているR.シュトラウス「英雄の生涯」も、もちろんゴールウェイの音が聴けますが、田園ほど分かるほどのものではないかもしれません。
シュヴァルベ(Vn)のソロも素晴らしいものです。
色々な文献を読みますと、76年の田園もゴールウェイ「退団後」ではありますが、1日だけ彼を呼び戻して録音したようです。
ですから、ライブの田園がゴールウェイだとして、それと76年の正規録音の音色が違うならば、それは奏者の違いではなく、ライブと正規録音の違いかもしれません。
失礼しました。
コメント有難うございます。
確かに1度だけ呼び戻してと言う記事もインターネット上で見たことはあります。
しかし、私見では、このフルートのビブラート、発音の仕方などを何回も聴いてみたのですがツェラーの音としか思えないのです。
ツェラーとゴールウェイの音は録音によっては同一人物と思えるほど似ています。
EMIのシューベルトの交響曲5番などは特にそのように思えますが、ゴールウェイが入団する前の録音年なので、ゴールウェイではありえないことは容易に判断できます。
そんなことも踏まえてもし76年のCDをお持ちなら再度お聞き下さい。できれば、ライブと聞き比べても面白いと思います。
音質ではなく吹き方(奏法)などを聴いてみると私の言っていることにもご理解いただけると思います。