N響アワーを観て

N響アワーがもうすぐ終わるらしい。
過去の映像を観ていて「あ!」と思った。
宮本 明恭(みやもと あきやす)さんである。
N響の主席フルート奏者だった方。
中学生か高校生の頃かはっきりとは覚えていないが、N響の演奏をテレビで観ていて「この人の音は素晴らしいなあ。いつかあんな音色を出してみたい」と思わせてくれた人の一人である。
当時のN響は小出 信也と言う大御所がいたが、私は小出さんよりも宮本さんの音の方が好きだった気がする。
気がする、と言うのは無責任な言い方かもしれないが、なにしろ30年以上前のことなので、お許し頂きたい。
さて、その宮本さんの演奏している姿を(80年代の映像)拝見して、再認識したことがある。
それはゴールウェイのマスタークラスで「Smiling anbushure is no good」と言っていたことだ。
このクラスになると別の次元のことなのだろうとは思うが、ゴールウェイの言うアンブシャーは確かに間違ったことは言っていない、と思う。
しかし、それぞれに個性がある。
まして宮本さんとゴールウェイはほぼ同年代でありむしろ宮本さんはゴールウェイよりも3年先輩なのだ。
ゴールウェイのベルリンフィルでの群を抜いた音。
そして宮本さんのN響での群を抜いた音。
どちらもまだ若かった頃の私の心に刻まれたことは間違いないし、なによりもどちらも私をフルートの魅力へと誘った張本人なのだ。
久しぶりに思い出して身震いした今日のN響アワーだった。

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