フルート練習法(3)

音響を利用した練習方法、と言うと大それた方法があるように思うかもしれませんが、ごく普通に練習できる環境です。
音響のない練習室での練習の方が普通ではないと思います。
さて、響きは少しあった方が気持ちよく吹けるのですがその響きに酔うと練習になりません。
響きをよく聴きながらその音色を確認するように練習します。
必ず注意深く、細心の注意を払いながら音色を確かめます。
まだ初心者は音の聞き比べが出来ない状況だと思います。自分の音が良い音色か悪い音色か言い方を変えると自分好みの音色かそうでないか。
それはそれは非常に難しい判断です。
なぜなら吹いている時には自分自身では良い音に聞こえてしまうからです。
その判断を間違うと、間違ったまま練習するため悪い方向に向かいます。
つまり、アルテの教則本で良く(?)目にしますが、間違った練習で体に間違ったものを覚えこませないようにしましょう、とありますが、まさにこの状態を作り上げてしまうのです。
私はレッスンで何度も修正をしてもらっています。
それは自分の吹いている音が響きの良い音か響かない悪い音なのかを先生に判断してもらい、良い場合の音色を覚えるようにしています。
それは明るい音なのか、潰れた音なのか、初心者は特に判断できないと断言できます。
練習する時に「明るい」「響きの良い」「キレイな」音を響きの中から判断できるようにしたいものです。
またその響きが教えてくれる場合が多いです。
自分の吹いている音を直接そのまま聞いてはまともな判断はできません。
※プロはもちろんその先生の指導の下に訓練を積んできていますので、自分の音がどう言う音かを知っています。

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